Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話題など

NASAの重大発表  

NASAが日本時間の14日午前3時、「太陽系の海洋世界」に関する重大発表をすると予告されていますが、まあ、明日の報道を待つことにしましょう^^

category: 時事・雑記

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ダークエネルギーは存在するのか?  

現在の宇宙は加速的に膨張を続けていることは、Ia型超新星の観測でわかっている。またこの膨張には空間を押し拡げる、重力とは逆の力が必要で、「ダークエネルギー」の存在が定説となっている。この正体不明のエネルギーの特徴は空間が拡がっても薄まることなく、逆に、ダークエネルギーが自然に増えた結果、空間が拡がっているとも言える。
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4月4日(Astro Arts)の情報では、ハンガリー・エトヴェシュ・ロラーンド大学のGabor Racz氏らが「コンピュータシミュレーションによって、時間の経過に伴う宇宙の構造の変化を研究し、ダークエネルギーの存在がなくても宇宙の加速膨張が説明できる可能性を示した。」というニュースがあった。宇宙の銀河分布に見られる立体網目のような大規模構造が示すように宇宙の物質分布には局所的にムラがあり、密度の高い部分に銀河が集まっている、こうした構造進化をミュレーションして、場所により宇宙の膨張率が異なるモデルを構築した、論説の詳細はわからないが、このモデルではダークエネルギーを必要とせず、宇宙全体の加速膨張の様子を説明できるというものだ、ダークエネルギーのモデルより少し加速の度合が高い。
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画像拡大
3つの宇宙モデルにおける宇宙膨張の様子、各点が銀河団のような構造を表す、(赤)ΛCDMモデル(ラムダ・コールド・ダークマター・モデル:広く受け入れられている、ダークエネルギーで加速膨張する宇宙モデル)、(青)Averaモデル(今回提唱された、ダークエネルギーの必要性を削除した加速膨張する宇宙モデル)、(緑)アインシュタイン・ドジッター宇宙(ダークエネルギーがない膨張宇宙モデル)・・資料:Istvan Csabai et al.
天動説の「地球が中心にある」と仮定した計算法で天体の動きを説明できたことから、長く定説であったように、「ダークエネルギーがある」というのも、同様の仮定にすぎないのか・・?
ここで思い出すのが、宇宙誕生の話である、誕生した超ミクロの宇宙を一瞬にして膨張させ、ビッグバンを引き起こしたインフレーション理論に登場する「真空のエネルギー」はダークエネルギーと同一のものと考えられるが、過去記事:「空間と時間は一体」で取り上げたカシミール効果の実験では、真空のエネルギーの存在を示しており、空間そのものがエネルギーを持つと考えられる、これとの関連はどうなるのか?また新しい情報に注目したい。

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category: 宇宙・天体

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オリオン大星雲の花火(原始星の衝突か)  

最もお馴染みで肉眼で見えるオリオン大星雲(M42)は我々から1500光年離れ、天の川銀河では外側方向にある、m
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オリオン座
このように星間ガスや塵の集まった場所では新しい星が多数生まれつつあり、HSTによってその現場(原始惑星系円盤)も捉えられている。狭い領域に多数の星が集団で生まれるため、原始星同士、重力で接近し衝突やニアミスも起きると考えられる、オリオン大星雲のほぼ中央には「トラペジウム」と呼ばれる、若い巨星の集まりがあるが、
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上画像、①のHSTによる可視光画像では星雲内部の様子は隠れて見えない、②はすばる望遠鏡による赤外線画像で、ある程度透過して見ることができる、トラペジウムの右上になにか爆発によって拡がったようなガス雲が以前から見つかっていた、「オリオンKL」と呼ばれる。③拡大して見ると、やはり爆発現象と見るしかなさそうだ。
米・コロラド大学のジョン・バリー氏の研究グループはアルマ望遠鏡を用いてオリオンKLを観測し、爆発によって差し渡し1光年にも飛び散った物質を高感度、高解像度で捉えた。オリオンKLが巨大な原始星同士の衝突による爆発らしいことがより鮮明になった。ガス内の一酸化炭素分子の運動速度(秒速150km以上)と拡がりで爆発のエネルギー量が導かれたが、太陽が1000万年かけて放出する量になるらしい。
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アルマ望遠鏡とジェミニ南望遠鏡で撮影したオリオンKLの合成画像、アルマでとらえた一酸化炭素ガスの分布と動きを色で表現しており、近づく方向に動くガスを青、遠ざかる方向に動くのを赤で表している。多くの細長いガスの筋が中心から等方的に花火のように広がっている。
この爆発はおよそ500年前に起きたと推定されている。また珍しい現象ではなく、星が多く生れる星雲内ではあり得るとのこと。こうした爆発で周囲のガス雲が吹き飛ばされ、星形成が制限されるらしい、残った星達で散開星団が作られ、いずれは散逸していくと思われる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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O.ダントーネ:ハイドン 交響曲No.78  

DECCAレーベルが出した初の古楽器orch.によるハイドン交響曲全集はC.ホグウッドとF.ブリュッヘンがすでに録音したものに、欠落曲であるNo.78~No.81の4曲をO.ダントーネ指揮、アカデミア・ビザンチナによる録音で補完した、というのは過去に記事にした。m
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古楽器orch.による全集
個人的にはホグウッド盤の未完に終わったNo.75までと、ブリュッヘン盤の大方は持っていたし、ダントーネ盤が単独に出たおかげで、この全集は必要なくなった。しかし、欠落していたNo.78~No.81も単独ではめったに録音されない隠れた傑作だ、今日はNo.78について、
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オッタヴィオ・ダントーネ 指揮
アカデミア・ビザンチナ
2015年 DECCA


交響曲No.78ハ短調
第一楽章 Vavace 全パート、fユニゾンで緊迫した動機を開始、
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ダントーネはスタッカートを鋭く引き締める、[16]からは流麗となり、vn1、2が掛け合う、
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[55]からは「運命の動機」に近い第二主題が変ホ長調で登場、
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展開部[76]から、まずは冒頭の動機を置き、休符の後、第二主題が対位法的に扱われる、[88~93]では第一主題動機(木管は反転型に変形される)による対位法が続く中、vaのみが第二主題を重ねている、
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以後も縦横緻密な書法で魅了、[134]からが再現部と思われるが、聴くだけでは何処からか区別つかないほど最後まで巧みな書法が満載である。
第二楽章 Adagio ハイドンが緩抒楽章のみで構成される「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」を書く4年ほど前の作品になるが、ここでもソナタ形式による、内容の深い緩抒楽章になっている、清涼にしなやかに演奏されるが、cb.2台のやや大きい編成によるp~ffの奥行きが効いている、控え目ながら反復でflが装飾を聴かせる。
メヌエット Allegretto すっきり軽やかな主題、トリオの始まりに心地よいアゴーギグを入れる、メヌエットの反復でもflが装飾し、[23]から[24]フェルマータにかけ、vn1ソロが美しい装飾パッセージを加えている。
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終楽章 Presto ロンド風ソナタ、ハ短調の主題で始まるが 陽気な部分が多い、[41]アウフタクトからハ長調、ここでob、flが交互にソロを聴かせる、[50]でflがオクターヴ下がるのが面白い、[99][103][107]と全休符を置き、期待感を抱かせ、[108]からのポリフォニックな書法に誘う。
以上、なんと言っても第一楽章が見事な内容。
ダントーネの演奏は最新の洗練されたピリオド感覚で魅了する。
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category: F.J.ハイドン

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初期の"カラー"TV番組  

我家では1964年の東京オリンピック直前に初めて「カラーテレビ」を導入しました、初期のカラーTVの色調は今とは比較にならないほど、見辛かったけど、それでも喜んだ記憶です、ブラウン管の発色が、赤はどうしてもオレンジっぽくなるし、青も藍色っぽい発色だった、全体に色褪せたカラー印刷みたいで、色が滲んでフォーカスが落ちることも;先日話題にした「サンダーバード」や「スパイ大作戦」もこの色調で見ていました。m
1964年-1969年にNHKで毎日放送していた「ひょっこりひょうたん島」も途中からカラー放送になり、TVの色調調節ばかりしていた;当時は放送局が使う録画テープも高価で、NHKもすべて保存はしていなかったそうだ。
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意外だったのはこの「ひょうたん島」のリメイク版が1991年頃から、3シリーズほど製作されたことだ、可能な限り当時のままに再現されているので、"リメイク"というより、"再演版"だろう、声優陣も当時の人々を結集、芸能活動を引退した?人も含むと思われる!
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ガバチョの藤村有弘氏は亡くなっていたが、ハカセ(中山千夏)、トラヒゲ(熊倉一雄)、サンデー先生(楠トシエ)ダンディ(小林恭治)ほかレギュラー・キャラのほか、海賊のガラクータ(若山弦蔵)、トウヘンボク(柳沢慎一)・・記憶にある殆どの声が当時のまま、人形の動き、生バンドの音楽、何の違和感もなく再現されている、各方面の協力を得たとはいえ、こんな非常にマニアックな取り組みができるのはⓃⒽⓀくらいだろう、画像はハイビジョンでクリアー。
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わざわざDVDを買ったのは、息子がちょうど小学生の頃放送され、大ウケだった、現代にはない、とぼけたギャグパターンがすごく可笑しいらしく、特にトラヒゲや4人の海賊がお気に入りのようで^^;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 映画・TV・DVD

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系外惑星「プロキシマb」の環境予測  

M型星(M型主系列星)という呼び名をよく耳にするが、「M型」はスペクトルの分類で、赤色矮星のことだ。質量は最小で太陽の8%、表面温度2500~3900℃で、恒星の大部分はこのような小さな星らしい、m
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HR図
核融合がゆっくり進むので、宇宙年齢138億年より寿命が長く(数百億~数兆年)、一生を終えたM型星はまだ存在しない。またM型星の特徴として、活発なフレア(表層爆発)を起こすものが多く、ハビタブルゾーンは中心星に非常に近いため、紫外線やX線などが強烈に降り注ぐと考えられる、(*これら電磁波が大気に厚いオゾン層を作るという、生命に有利な一面も考えられるらしい)因みにM型星の「りょうけん座DG」で観測されたフレアでは太陽で起きた最大フレアの1万倍に相当するX線量だったそうだ。
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りょうけん座DGのフレア想像図(NASA)

前にも話題にした、地球に最も近いプロキシマ・ケンタウリに、地球と同サイズと思われる惑星「プロキシマb」が見つかっているが、
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プロキシマb 想像図
太陽系とプロキシマ惑星の軌道比較図
ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのCecilia Garraffo氏らの研究により、プロキシマbの環境が浮び上ってきた、
中心星からの恒星風の圧力は地球が受ける太陽風の圧力より1000倍~1万倍と見られ、恒星風の圧力は極めて不均一で、プロキシマbの大気は1日(?)に3倍も縮んだり膨らんだりするらしい、よって大気中では超音速の風が吹くとみられ、これは惑星が潮汐ロックされているとしても、夜側まで激しい気候になりそうだ、(気象的に厳しくなりそうな気はしていた;)
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お馴染みの想像図、激しい風が吹いているとすればこんな穏やかな景色ではないだろう。
フレアに加え、これだけでも地球型生命を想定すると極めて過酷と思われるが、単にハビタブルゾーンに位置するだけで、簡単に生命は期待できない、これは仮に水があった場合、液体になり得る距離だというだけで、惑星上の水が少なく全球砂漠でもいけないし、多すぎて全球が海でもだめかもしれない、生命誕生の過程として乾燥も必要という説があり、確かに有機物が濃縮、結合するのに必要かと思える。

系外惑星に関しても、刻々と新情報が入ってきて、ちょっと前の記事が古くなる;
過去記事:
惑星"プロキシマb"に海があるかも?
赤色矮星とアイボール・アース
最も近い「ハビタブル惑星」発見

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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45回転盤  

年に数回、何軒かの中古ショップによる合同セールが名古屋の百貨店などであるので、よく出かけますが、いつもはクラシックのLP盤探しだけでスタミナ切れ;懐かし物好きながら、日本の歌謡、ポップスのレコード探しまでは手がまわらずでした;手元にあるのはこれだけ;m
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45回転のシングル盤は音が太くて充実していると言われますが、速い回転で歪みがなく、3分前後の曲が片面に余裕で刻んであるので、確かに、後から出る30cmLPのアルバムでは聴けない良さがある、好きな曲だけ拾えるし。
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次回はクラシック盤は保留?歌謡、ポップスのシングル盤探しに精を出したいです^^;1枚ごとにその時代にタイムスリップするのも良いです。
過去記事:
「白い色は恋人の色」
「あまい囁き」
「氷雨」

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: ポップス・etc

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T.ファイ:ハイドン交響曲No.44「哀悼」  

何がきっかけでT.ファイのハイドンを聴き始めたのか、思い出せない;はじめは古楽器orch.の演奏かと錯覚してしまった。このNo.44の入ったvol.8は早くに手元にあったが、これまで記事に挙げそこなっていた。最初聴いた頃は前例のない演奏法に度肝を抜かれた。
当盤についてはハイドン探求 三次科学技術教育協会ブログでもちょうど掲載中だ。
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トーマス・ファイ 指揮
ハイデルベルク交響楽団
Hänssler Classic


交響曲No.44ホ短調「哀悼」
第一楽章 Allegro con brio 作曲年が近い46番とは姉妹作品のようだ、以前にも書いたようにこの楽章の動機が鏡で反転した形をとり、46番もロ長調であるが、短調に向かう傾向が強い。
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提示部の1回目、ファイは急速でほぼインテンポ、バス部も力強く、強弱の対比も深く、ぎゅっと引き締めた感覚、反復では動機部分のテンポを大きく落とし、突如謎に行き当たったような感覚、すぐに元の急速に戻るが、反復を利用したこのような表現は初めてである、強弱の起伏もツボを突いてくる、展開部も熱気溢れるが、[115]からvn1がppで切れ切れに主題の一部を弾くところ、[117]3拍目からobが和声を重ねるのが霊感豊かで効果的、
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終結前の[141~146]で弦がpで対位法になる部分も神秘的だ。
メヌエット Allegretto、上声とバスが一小節遅れた完全カノンで書かれていて、ファイは速めでさらりと演奏、凝縮されて心地よい、トリオはカノンではないが対位法で雰囲気を繋ぐ。
第三楽章 Adagio 例によってvnが弱音器を付ける緩抒楽章だが、ファイはppくらいの弱奏で開始、少しでも騒音があると聴き辛い、夢想世界のような響き、旋律の動きに対し自然な強弱の起伏、後半に入るとより瞑想的な魅力、ハイドンの才気が冴える傑作楽章。
終楽章、まさしくPresto assaiのテンポで駆け抜ける、それでも各パートの動きをくっきり聴かせる、ffではhorの荒々しい響き、バスの力感が押し出す。後半展開部[96]からはバスが動機を繰り返し、上声が怒涛のトレモロ、[104~110]はva、vn2でoct.跳躍のある畳みこみが圧巻、
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また後半反復の際、ファイは終結前の[174] 3拍目の休符を長いフェルマータにして、深く溜めを置いて終わる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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(昭和の)アメリカ:TVドラマ  

また古い話で恐縮です^^;
小中学生だった頃のTVドラマといえば、断然面白かったのがアメリカの一時間枠ものです。「スパイ大作戦」「鬼刑部アイアンサイド」等々・・ストーリーの練られ方、セットや小道具の凝り様、俳優の味も良かった。こうした輸入TVドラマには吹き替えが不可欠で、声優さん達の腕の見せ所でした、日本語とはいえ日本のドラマにはない、欧米ものの吹き替え会話独特の世界が築かれ、それも味わいどころでした。

「スパイ大作戦」は日本で付けられたタイトルで、原題は「ミッション・インポッシブル」。
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近年、トム・クルーズが主演したMIシリーズの元祖で、当時はハードアクションの要素はまったくなく、ピーター・グレイプス演ずるリーダー、ジム・フェルプスの綿密な作戦を整然と進めるもの、表立って活動するのは主にジム、ローラン、シナモンらで、予想外のピンチは気転と演技力で切り抜けるのが見せ場、技術系の工作員はバーニー、補助がウィリーで、ハイテク機材ばかりじゃなく、鋳型を作って金属を固めるなど、町工場の職人がやりそうな現実的な作業を丹念に描いていて、マニアックでもあった、
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本俳優に吹き替え声優が特定され、イメージを定着させた、二重の楽しみがある良い時代だった。長く続いたドラマでメンバーも徐々に替っていった。
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もう一つ好きだったのがリンゼイ・ワグナー主演の「バイオニック・ジェミー」
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じつはスピンオフ作品で、この本元は「600万ドルの男」という、リー・メジャース演ずる、サイボーグ化されたヒーローの活躍するドラマだった、その36、37話に登場した、リンゼイ・ワグナー演ずる、同様にサイボーグ化された女性、ジェミーが人気となり、別枠でドラマ製作されたもの、所属する「科学情報局」の局長などキャストは共通する、両ドラマは一頃ストーリーをクロスオーバーさせながら並行して進めたという凝ったものだったそうだが、やがて本家よりバイオニック・ジェミーのほうが人気が高まり、自分が見たのも「ジェミー」のほうだけである^^
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サイボーグの身体を活かす場面はいざという時に限られ、知力を使ったエージェントの活躍がメインだった、ストーリーも人間ドラマ的によく出来ていて、飽きない味があった、超人パワーはちょっとしたスパイスだ。
ときにご愛嬌で、有名なSF映画のパロディ要素もあった、結晶体の体をもつ地球外生命に侵略されそうになったり、コンピュータがとある基地全体の機能を乗っ取り、世界征服を企む話で、「2001年宇宙の旅」のHAL9000さながら、コンピュータの声の吹き替えもHALと同じ、金内吉男氏がやっている凝り様だった^^"ヒロイン"ならではのストーリーもあったが、スケールの大きいシリアスな設定もあった。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 映画・TV・DVD

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T.ファイ:ハイドン 交響曲No.49「ラ・パッショーネ」  

T.ファイのハイドンもいくつか揃えながら、聴き覚えのない曲があり、vol.6にある有名どころ、49番「ラ・パッショーネ」を聴き漏らしていた。49番は歌詞のないキリストの受難曲の設定と考えられる、4つの楽章はそうしたドラマティックな要素を持つ。
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トーマス・ファイ 指揮
ハイデルベルク交響楽団
2005年 Hänssler Classic


交響曲No.49ヘ短調「ラ・パッショーネ」
第一楽章 Adagio 悲痛な面持ちで始まる、ファイは十分ゆっくりなテンポでレガート基調である、[10]からに見られるアクセント記号もことさら強調せず滑らかに行く、
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[36]からの総奏ffではhornを張り詰め緊迫感を強調する、弦の低い音域によるシンコペーションもじわっと来る効果、よく使われる手法に思える、
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提示部の終り、[39]からvnが弱拍のみ奏でるのはリズムの違いはあるがモーツァルトのレクイエム「ラクリモサ」のorch.パートを思わせる、(よく使われるパターンなのか?)
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またファイは休符に効果的なフェルマータをかけ、次への緊迫感を高める。後半の反復は行わず、アタッカで第二楽章に入る、これも効果的だ。(*反復すると13分ほどになる)
第二楽章 Allegro di moltoはvnが2分音符の主題、バス部が急速感をもった主題で始まる二重対位法で書かれる、
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始めはobをバス部に重ね、これが切迫感を出すのに効いている。
[14]から幾分穏やかな第二主題がでる、
[37]からのvn1、vn2、vaと続くカノンは度々現れ、引き付ける、
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ファイは思ったほど急速なテンポにはせず、楽章の緻密な構成を聴かせる、総奏ではhornを粗野に響かせ熱気を帯びる。
メヌエット Allegretto ヘ短調ですっきりした主題、主旋律と対位法的なバス旋律でバロック的書法、トリオはヘ長調となり簡潔なもの、急楽章に挟まれるので、比較的ゆったり演奏する。
終楽章 Presto ここは急速感十分にびしっと決めている、バスを強く、力感を込める、[21]のfに入ると心もち加速していくように聴こえる、展開部に入った[57]からも同様に感じる。vnパートがたびたび大きな跳躍を聴かせるのも緊迫感を強くする。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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